健康だより

高血圧食について

2007/05/14

高血圧の予防や治療には、毎日食べる食事がかなり重要になっています。
特にこの時季は筍などの山菜を食べますが、どうしても味付けを甘辛くしやすく、血圧が高くなりがちです。
高血圧による合併症(脳梗塞・心筋梗塞・狭心症・心不全・腎不全など)を起こさないように下記の食事療法を参考にして頂くと幸いです。

船木管理栄養士

食事療法のポイント
1) 規則正しい食生活を(なるべく規則正しく3食摂りましょう)
2) よくかんで、腹八分目に!
3) 塩辛いものは控えめに、薄味に。(塩分は1日10gに)
4) 肥満の解消・予防 ☆理想体重を目標に
5) アルコールはほどほどに
6) 良質のたんぱく質を取りましょう(魚や大豆製品を中心に)
7) 動物性脂肪を控え、植物脂肪を中心に(コレステロールの多い食品は控えましょう)
8) 新鮮な野菜・果物や海藻を取りましょう。(果物や果汁100%ジュ―スは果糖が多いので取り過ぎないように)

 

減塩のポイント
1) 新鮮な食品を選ぶ。加工食品・インスタント食品はできるだけ控える。
2) 酸味や香味を利用する(レモン・柚子・生姜・ごま・しそ・山椒など)
3) 旨味を生かす(昆布・カツオ節・干し椎茸など)
4) 味付けは一品に集中して使いメリハリをつける。
5) 酢の物には塩を使わない
6) 汁物は具だくさんにし一日一杯にする
7) 適温で食べる
(但し、この食事療法は一般論です)

 

食塩1gと等しい調味料(塩分量)
#食塩1g=小さじ1/5杯
=薄口醤油6g(小さじ1杯)=減塩醤油10g(小さじ2杯)
=濃口醤油7g(小さじ1強)
=淡色辛味噌8g(小さじ1 1/2)=減塩味噌20g(小さじ4杯)
=マヨネーズ40g(小さじ8杯)
=中農ソース17g(小さじ3 1/2)
=ウスターソース12g(小さじ2杯)
=フレンチドレッシング25g(小さじ6杯)
=トマトケチャップ30g(小さじ5杯)

 

加工食品の塩分量にも注意しましょう
6Pチーズ(0.6g)塩鮭50g(6.5g)梅干2こ(4.0g)たらこ2腹(5.6g)ちくわ1本(1.3g)ハム1枚(0.6g)アジの開き1枚(1.8g)
ベーコン1枚(0.5g)味噌汁1杯(1~2g)カップラーメン1個(6.4g)
たくあん漬2枚(1.4g)

 

気をつけたい外食の塩分
うどん・そば(5.0g)  ラーメン(8.0g)
寿司類1皿(4g~5g) どんぶり物(5.0g)
カレーライス(3.0g)  サンドイッチ(3.0g)