慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、セキやタン、息切れが主な症状で、「慢性期気管支炎」と「慢性肺気腫」のどちらか、また両方によって肺への空気の流れが悪くなる病気です。
何回も膨らませた風船のように、肺が縮まなくなるのが、『肺気腫』です。
風船の空気の抜ける部分が狭くなって、空気がなかなか抜けないのが『慢性気管支炎』です。肺気腫も慢性気管支炎も肺胞に空気が取り込みづらくなるため息切れや慢性の咳や痰を伴います。
↓解析により肺気腫病変は白く表示される
禁煙が最大の予防!
「今さら遅いだろう?」という方もいると思いますが、どの年齢からでも禁煙した時点から、肺機能は非喫煙者と同じように生存率のカーブを好転させることができます。
一度破壊された肺胞を元に戻すことは出来ませんが、破壊を食い止め、併発している気管支の異常を改善して 息切れや呼吸困難の症状を軽減することは出来ます。
あなたも禁煙にチャレンジしてみませんか??
~放射線科~