放射線技術科について
放射線技術科は診療放射線技師スタッフが、臨床医に十分な画像情報を提供するために安全・確実・迅速をモットーに24時間体制で対応しております。
2023年度に一般撮影装置を最新型に更新いたしました。22年度にはX線テレビシステムをFPD搭載の最新型デジタル装置に更新しました。この他に18年度にオープン型MRIを最新型にバージョンアップ、17年度に最新型80列マルチスライスCT装置を導入、13年度に骨粗しょう症検査のための骨密度装置を導入しており、常に先進医療に対応でき、患者様に優しい医療機器の導入・運用を目指しております。
安全(少ないリスク)・確実(十分な画像情報の提供)・迅速(患者様の身になり対応する)
一般撮影
最新のFPD(フラットパネル)システムにより、撮影された情報はデジタル処理されていますので、軟部組織から骨部まで豊富な診断情報と安定した鮮明な画像が得られます。また、従来のシステムに比べ、被曝線量も半分近くに低減されました。
併せて立位・臥位の撮影台も最新のものに更新され利便性が向上しました。
Ⅹ線テレビシステム
患者様の乗り降りが容易な寝台昇降機能はそのままで、より低床まで下がる機能を搭載した最新型のデジタルX線テレビが導入されました。
FPD搭載により、被ばく線量は大きく低減され、高画質・広範囲の撮影等が可能となりました。また、全脊椎撮影や簡易DSA撮影も可能となり、大幅に検査の質が向上しニーズも広がりました。
移動型X線撮影装置
OP室での術中・術後撮影、移動困難な患者様を病室等で撮影するための装置です。23年度にFPD搭載となり、画質は向上され低被ばく装置となり、患者様はもちろん周囲の方の被ばくも大幅に低減されました。
CT(コンピュータ断層撮影)
当院では、高性能の80列マルチスライスCTスキャナーを導入しました。
検査時間も従来装置より大幅に短縮され、装置の開口径780㎜と大きくなりました。圧迫感が減少するためよりリラックスして検査を受けていただけます。
新しい画像再構成技術により、最大50%のノイズ低減と、75%の被ばく低減が可能になり、最高水準の精密検査を受けていただけます。
骨密度測定装置
当院で使用している測定器は、DEXA法といってX線を利用して測定するもので、超音波やその他の測定方法に比べて高精度な測定結果が得られます。
測定方法としては、腰椎や大腿骨頚部を測定されることが一般的で、当院においても最も標準的な腰椎・大腿骨頚部を含めた2個所の測定を行っております。 検査は仰向け、10分程度で終了します。
早期発見のためにも早めの検査をお勧めいたします。